新しく仕立てられた着物には、白の細い絹糸で「しつけ」が掛けられています。
仕立て上がりの折り目を落ち着かせるために押さえている糸です。
また「新しく仕立て上がった着物である証拠」みたいなものです。
ショップの画像では、しつけのついたままでモデルに着付けていますが、
お召しになるときには、しつけを外してください。
外し方は、鋏を使って10~15㎝くらいで切って抜いていただくと簡単です。
指先でそっと引くと簡単に取れます。
目打ちを使うと取りやすいです。
しつけの最初と最後、また途中で糸を継いでいる場合など
糸の玉留めが縫い目の中に隠してあります。
引っ張った糸に引っかかりを感じたら、無理に抜かないで
引っかかりの根元を鋏で切ります。
ほんの少し、糸の残りが見えていたら指先で揉んであげると布の中に隠れます。
この時に生地を切らないように充分気をつけてください。